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2014年10月14日火曜日

トライデントコンピュータ専門学校ムービークラス3年生が世界へ送る「Willy`s Night of Surprises」遂に完成!!【企画編】

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こんにちは!!

お久しぶりです!!


6月からひそかに進行していた企画が遂に完成を迎えることができました!!やったね!!みんなありがとう!!そしておめでとう!!


作品のタイトルは「Willy`s Night of Surprises




とある夜の薄暗い部屋で起こった、少女とオバケの物語です。



この街には毎晩のように子供を驚かして楽しんでいるオバケがいました。


この日も雷に紛れていつものように家の中ににひっそりと入り込んでは、子供を驚かせて喜んでいました。

そして次のターゲットに選んだのは、か弱そうな女の子。部屋にはぬいぐるみがびっしり。

オバケはいつものようにそっと女の子を起こし、最高の舞台が整ったところで雷鳴と共にいっきに女の子を驚かそうとしますが・・・、何故か女の子はまったく驚きません。

いつもならこれで必ず子供は驚くはずなのに。オバケは予想外の展開に焦り、次なる手段で再び驚かそうと試みますが、それでも女の子は驚きません。


そこでオバケは女の子の仕草に疑問を浮かべました。



女の子がオバケに驚かなかったワケとは・・・。



「Surprises」のタイトルが何を意味するかを考えて見て頂くと面白いかもしれません。
クレジットもしっかり見てくださいね!



本制作は今年の6月から、トライデントコンピュータ専門学校CGスペシャリスト学科ムービー専攻3年生のクラス全員で制作を開始し、2名の監督の下、約4ヶ月間で3分程のショートムービーを制作しました。






今回はその制作の裏側についてご紹介していきたいと思います。



全部紹介しようとするととてつもなく長くなりそうなので、前編と後編の2部構成で掲載していきます。


前半は、企画編
どういった経緯でこのムービーをクラス全員で作ることになったのか。
この企画はどのようにして出来上がっていったのか。など。

後半は、制作編
20人以上のメンバーのタスク振り、スケジュール管理。
モデリングやアニメーションの制作過程などなど。






まずはさっそく企画編





岩野先生「このクラスみんなの力を合わせればきっと日本一のムービーを作れると思うんですよね!」



クラス「「・・・」」







今思えば、この企画は先生のそんな一言から始まっていました。



当初このムービーを制作していた期間は、海外のSupinfocomからの留学生と一緒にショートムービーを共同制作する予定でしたが、それが急遽キャンセルとなりぽっかりと予定が空いてしまいました。
その時間を利用して、岩野先生がこの企画を立ち上げようということになったんですね。


当初のこの企画の名前は「One Minute Animation
 2~3ヶ月で1分弱のムービーをクラス全員で作ろうということで6月から制作がスタートしました。

アンケートによってそれぞれが自分のやりたい職に付いてチームを組み、そのチームから1人ずつリーダーを決め、監督がまとめる。僕は監督を志望し(他の項目にも一通り志望しました)、各チームのリーダーを決めました。手探りではありますが、いろいろな事を調べ、一つのプロダクションとして機能させるべく勉強をしました。

アンケートによって監督は2人になり、主に2人の監督の下で企画を進行していきます。








始めに行ったのは、監督、企画チームによる企画会議。


まずはとりあえずみんな思いついたストーリーを書きまくる!!
その数はなんと172案!改めて数えてビックリしました!


単語を繋げただけで連想できるものからある程度設定の見えるものまで様々な案が大量に挙げられ、その中から各々気になるものに投票、案を絞り話し合い、また投票、を繰り返し、ある程度数が絞られたところで発案者がプレゼン。その後また投票。

最終的には2案まで絞られ、

そこで監督と先生で話し合いこのストーリーに決定しました!
(当時のタイトルは「オバケのウィリー」)



企画会議で使った期間はおよそ2週間

スケジュール表は僕が作ってました。


企画の後半から絵コンテを描き始め、絵コンテを描きつつ監督のイメージを元にキャラクターのコンセプトデザイン。まずはオバケのデザインから描き始めました。




ここからは主に各チームリーダーで集まって会議がされていきました。




オバケらしいシルエットでありながら、既存のキャラクターに惑わされすぎない、個性のあるキャラクター。というコンセプトでデザインを考えていきます。






4人のコンセプトチームがひたすらにデザインを挙げていき、みんなで更に案を出し合う。
監督のイメージを尊重しつつ、時には別のアプローチでデザインしてみたり、時にはみんなで描いてみたり。

たまに面白い絵とかが描けちゃってみんなで笑ったりなんかもしました(笑)。



オバケの方は慎重にデザインがされていきましたが、女の子の方はと言うと・・・。




コンセプトアーティストがちょろっと描いた女の子がまさかの即採用!!




そのあと描いてきてくれた女の子のコンセプトアートがすごく可愛くてすぐに


「女の子僕がモデリングしたいです!」と言ってしまいました(笑)。


どの道オバケと女の子の両方とも僕がモデリングをすることになりましたが(*´∀`)






期間が短かったのでいくつかの工程が並行して行われていきました。

デザインが固まるにつれて絵コンテの方も進み何度も会議で話し合いを繰り返し、演出、レイアウト、カット割などが決定されていき、すぐにビデオコンテの制作にも取り掛かりました。






ここでみなさん。


あれ?っと思った方もいるのではないでしょうか。



そう。この企画の名称は「One Minute Animation



 ・・・。



完成した作品3分超えとるやないかぃ!!



実は絵コンテを描いてた頃から既に3分ぐらいの予想でした(笑)

まぁ演出とかカットのタイミングとかで伸びちゃう分には仕方ないよね。ということで企画はこのまま進んで行くことになります。





まずは絵コンテを繋げビデオコンテを制作。AEで尺調整。カットによっては絵を追加。

その後実写撮影でのビデオコンテを制作していきます。


クラスの数人がモデルとなり絵コンテに沿った内容の演技をしてもらい、更に尺調整、演出の再検討などがされていきました。



一方その頃、僕の方もモデリングを開始。
以前ブログで何度か紹介しましたが、始めはZbrushでベースを作成、リトポし3dsmaxへ。








主に女の子の方はモデリングを進めながらもまたデザインが検討されていきました。






今回はここまで!



次回は制作編!!




こちらから飛べます

制作編



ブログでの紹介が一歩出遅れてもうムービーの方はいろんな方に見て頂いているようで、とてもたくさんのコメントを頂きました。本当に苦労した分、みなさんのお言葉一つ一つがものすごく身に染みます・・・。頑張ったからこそ味わえる感動を頂きました。



とは言ってもまだムービーを公開して1週間しか経ってないんですよね。



コンテストもこれからどんどん応募していくので、今後の動向に期待してください!!





この作品が世界中に羽ばたくことを願います。






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4 件のコメント:

  1. Watching from Montreal!! Great work!
    Would be nice if the length were a lot shorter. for better tempo.

    返信削除
  2. Good Job ! I felt little bit long.
    anyway looks nice all !

    From Montreal too !

    返信削除
  3. Thank you for comment. I'm really happy.
    I would like to look more people!

    返信削除
  4. 「Willy`s Night of Surprises」素晴らしい作品だと思いました。
    CG映像としては、惜しい部分もあります。
    1分41秒目の熊のぬいぐるみの影がずれているのとか、女の子の手の影がベッドに落ちているのが変だったり、単純ミスが残っています。
    また、1分44秒目にカットが切り替わるところで女の子のポーズが変わってしまいますが、こういったことは映像ではNGです。
    1分53秒目では女の子とぬいぐるみがめり込みます。こういっためり込みは随所に見られますが、CGの世界ではNGです。
    こういった粗さが多く、とても惜しいと思います。

    返信削除

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